子供の口臭が、大人よりキツいときがあります。
腐ったようなニオイ、ドブ臭いニオイや甘酸っぱい臭いなど。
大人のように自分で気づいてケアすることがほとんどないので、子供の場合は知らないうちに重大な病気の兆候を見逃していることも。
子供の口臭には、おもに次のような原因があります。
- 虫歯・歯周病
- 磨き残しの食べカス
- 副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎
- 糖尿病など
ドブ臭いニオイは、副鼻腔炎などの膿や鼻水が原因であることが考えられますから、早めにお医者さに診てもらう必要があります。
昔から「蓄膿症」と呼ばれているのは、この副鼻腔炎のこと。脳に近いために、髄膜炎や脳腫瘍などの原因になることもあるので、子供の口臭には注意しなければなりません。
甘酸っぱいニオイだと、糖尿病の疑いが考えられます。糖尿病の人のオシッコは甘酸っぱいニオイがしますが、これと同じです。
子供の糖尿病は、日本では発症率が低いですが、最近では小児肥満から2型糖尿病を患うケースが増えているようです。子供の口臭に早めに気づくことで、子供の健康を守るキッカケにもなるわけです。
いずれにしても、子供の口臭がキツイようであれば、まずはお医者さんで診てもらったほうがいいでしょう。
虫歯や歯周病も口臭大きな原因ですから、歯磨きなどで磨き残しがないように、親がしっかりフォローしてあげることも大事です。
厚生労働省の調査によれば、子供の歯周病は2人に1人と言われます。歯石は歯周病の予備軍ですが、なんと子供の4人に1人が歯石が付いているとのこと。歯石や歯周病は、大人になってからの問題と思ったら大間違いのようです。
歯周病予防は子供のときの口臭ケアから!を参考にしてください。
子供の口臭の原因 虫歯を放置すると
子供の口臭のおもな原因の一つに、虫歯があります。
子供の乳歯は、永久歯と比べるとエナメル質が薄く柔らかいので虫歯になりやすいですが、永久歯も大人の永久歯と比べて柔らかいので、虫歯の進行が早いのが特徴です。
乳歯が虫歯だと、永久歯も虫歯になりやすいので、子供の口臭ケアが、大人になってからの口腔内の状態を決定づけてしまうかもしれないことになります。
また、虫歯によって乳歯が早く抜けてしまうと、永久歯が曲がって生えてきたり、全体の歯並びが悪くなってしまうこともあるようです。
乳歯はどうせ生え変わるから、と思っていませんか?
乳歯には、永久歯が正しい位置に生えるように導く役割があるそうです。
大人になってから、口臭や虫歯、歯並びに悩む方も多いですね。歯並びは遺伝的な要因もありますが、もしかしたら子供のときからのケアが原因になっているのかもしれません。
子供の歯のケアは親の責任
親の立場からすれば、「歯磨き」は子供にもっとも徹底させたい習慣の一つです。子供が歯磨きを好きになるように指導するのがポイントですが、結構、難しいですね。
10歳ぐらいまでは、仕上げの磨きを親が手伝ったほうがよさそうです。
大人でも、歯垢や歯石がたまらないように磨くのは難しいですね。だから、年2~4回は、歯医者さんで歯石を取ってもらう方が多いはず。
まして子供の歯磨きは、磨き残しが多くなりがちでから、子供まかせでは歯周病のリスクが高まることになるわけです。
歯ブラシに歯磨き粉をつけて、ゴシゴシやっているのを見て、”歯磨きちゃんと出来た?” なんて確認するだけでは不安。こまめに子供の歯をチェックすることで、早めにトラブルに気づくことができます。
子供の口臭対策にサプリメントなどのアイテムは?
大人の場合、口臭ケアのためのタブレットやマウスウォッシュがいろいろ発売されていますが、子供には刺激が強すぎるものが多いようです。
まずは、ていねいで正しい歯磨きでケアするのが一番ですが、あまり気になるようであれば、子供用のデンタルリンスなど刺激の少ないものを選んだほうがいいようです。
一般的に、口臭の原因の8割は口腔内に原因があると言われますが、食生活などに起因する呼気のニオイや腸から体内に吸収されたニオイ成分が原因となっていることが少なくありません。
そのようなニオイは体臭となっても発散されますから、口臭と混じり合ってさらに嫌なニオイを作り出すことに。
口臭対策として、体の中からケアするサプリメントが最近注目されていますが、主成分が天然成分でつくられた子供でも安心して飲むことができるサプリメントがあります。
デオドラントサプリ『Refume』カラダの内側からケア!効果は? を、参考にしてください。
「体臭洗浄」と「腸内臭洗浄」のための成分を併せて配合していて、家族で飲むことができるでとても便利です。
ニオイは健康管理のバロメーターです。スメハラになる前に、ぜひニオイケアを心がけておきたいですね。
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