シャンピニオンエキスの効果・腸内環境とニオイの関係

ッシュルーム・シャンピニオン サプリメント
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シャンピニオンエキスは、腸内環境を整えたり、口臭や体臭をケアするサプリメントに、よく配合されている成分です。

シャンピニオンは、ハラタケ科のキノコで、マッシュルームのこと。2019年には、シャンピニオンに含まれるマッシュルーム由来ポリフェノールには、腸内腐敗産物を減らす働きが、機能性関与成分として認められています。

腸内腐敗産物とは、アンモニアやp‐クレゾールなど、悪臭の原因物質のことです。

シャンピニオンエキスは、口臭や体臭への効果が直接認められているわけではありませんが、腸内環境が口臭や体臭に与える影響は否定できません。

実際、シャンピニオンエキスを配合したサプリメントで、体臭などへのケアを体感している人は少なくないようです。

最近の研究によれば、シャンピニオンエキスには、ウィルスや細菌に対処する免疫細胞であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化して、免疫力を高めるはたらきがあるとの研究結果もあるようです。※株式会社リコム・プレスリリースから

シャンピニオンエキスの機能性関与成分としての効果

シャンピニオンエキス(マッシュルーム由来ポリフェノール)が、機能性関与成分として効果が認められたのは、2019年ですから、まだ最近の話です。

素材メーカーによる機能性についての説明は、つぎのようになっています。

お腹の調子を整える
本品にはマッシュルーム由来ポリフェノールが含まれています。マッシュルーム由来ポリフェノールには、腸内腐敗産物として知られているアンモニア、p-クレゾールを減らすことで、腸内環境を良好にすることが報告されています。

届出の内容は、腸内細菌によってタンパク質などが分解によって生じるアンモニアやp‐クレゾールといった臭い成分が、シャンピニオンエキスによって減少することを、機器分析によって定量的に検証したものです。

口臭や体臭への訴求ではないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、カラダから発するアンモニア臭が腸内環境と関係していることを考えれば、直接訴求する必要はないのかもしれません。

腸内環境と体臭・口臭(アンモニア臭)の関係

口臭の原因について言えば、その原因の8割が口内にあると言われています。8割の原因とは、歯周病や舌苔、膿栓などのことですが、1割でも2割でも他に原因があれば、いやなニオイを放置するわけにはいきません。

腸内で発生したニオイの成分は、腸の血管から吸収されて全身に送られ、これが皮膚から発散することで臭うと言われます。やっかいなのは、入浴などの外側からのケアでは、そのニオイが消えないこと。

日経ウェルエイジング腸と健康「洗っても消えない疲労臭 体から発散、腸内環境に一因」2020.2.5の記事中、東海大学理学部化学科の関根嘉香教授は、ニオイと腸の関係についてつぎのように説明しています。

アルコールを大量にとったり、ニンニクを食べた翌日に体臭が強くなると感じたりすることがあるはず。これはアルコールの代謝過程でできるアセトアルデヒドや、ニンニクに含まれるアリシンが代謝した臭い成分がそのまま皮膚からガスとして出てくるから。

さらに、糖質制限による過度のダイエットをおこなっていると、アセトン(ケトン体)という甘酸っぱい臭いがしてきますし、ヘビースモーカーでは、ニコチンが皮膚から漏れ出て臭うとのこと。

自分では気づきにくいですが、周りの方で、そんなニオイが気になった経験があるはず。

効果が認められたのは最近?

研究がすすむにつれて、さまざまな働きがわかってきたシャンピニオンですが、かつて、その効果に合理的な根拠がないとされとして、一部のサプリメーカーが景表法違反で措置命令を受けたことがありました。

置命令とは、不当表示により一般消費者に与えた誤認の排除、再発防止策の実施、今後同様の違反行為を行わないことなどを命ずることです。

シャンピニオンエキスを配合した商品で、口臭・体臭の元が腸の腐敗にあると訴求していたことについて、根拠がないとされたのです。

薬事法ドットコムでは、シャンピニオンエキス(正式には、マッシュルーム由来ポリフェノール)が、2019年に機能性関与成分として認められたことを称えたうえで、過去の違反についてつぎのように説明しています。

1.平成21年2月に、シャンピニオンエキスを含有した商品で、口臭・体臭・便臭抑制をうたった健食を販売する7社に対し、合理的根拠なしとして、措置命令が下された。

2.これに対し、シャンピニオンエキスのメーカーであるリコム社が審判請求を行ったが、平成22年2月24日に却下の審決がなされた。合理的根拠の提出を求められたのは販社7社だからリコム社は関係ないという理由。

シャンピニオンエキスの摂取によって、口臭、体臭及び便臭を消すかのような表示をしているけれども、この表示の裏付けとなる合理的な根拠が示されていない、というのが景表法違反の理由です。

当時の新聞には、つぎのような解説記事もあったようです。

口臭は口の中で細菌が、体臭は皮膚の汗腺に付着した細菌の代謝物が腐敗することによって生じることがほとんどで、腸内の環境と口臭・体臭に因果関係はないとのことで、公取委ではこういった専門家の意見をもとに業者に資料の提出を求めた・・・

たしかに、体臭や口臭の原因のすべてではないかもしれませんが、人によっては、腸内環境の悪化によってアンモニア臭が出ることがことがありますよね。

リコム社は、シャンピニオンエキスの素材メーカーですから、景表法とは直接関係はありませんが、シャンピニオンエキスの機能性を証明することで、過去の訴求内容がうそではなかったことを裏付けたことになります。

シャンピニオンエキス配合の口臭サプリについて

シャンピニオンエキスは、一部の事業者が公正取引委員会から景表法違反として処分されましたが、その後も多くの口臭サプリにシャンピニオンエキスが配合されています。

市販されている口臭サプリで、シャンピニオンエキスが配合されていないものを見つけるのは難しいぐらいです。

科学的な検証がされていないからと言って、食品や栄養素の有効性が否定されるわけではありませんから、当然と言えば当然です。

中国で古来から使われてきた漢方や、インド大陸の伝統的医学であるアーユルヴェーダで使われる薬草など、実際に効果があっても西洋医学ではそのメカニズムが解明されていないものは山ほどあります。

効果効能が科学的に解明されていないことを理由に排除していったら、古来から伝わる薬草や伝統療法だけでなく、普段の食生活でさえ無価値なものになってしまうでしょう。

シャンピニオンエキス(マッシュルーム由来ポリフェノール)が、機能性関与成分として認められたことは、口臭サプリの愛用者にとって朗報ですが、他の成分についても機能性の解明がすすむことが望まれます。

女性誌「anan」で、大人の女性におすすめとして紹介されたKAORECO(カオリコ)にも、もちろんシャンピニオンエキスが配合されています。

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